桜舞うころ

ゆっくりと春が終わる

傷つきやすい心が 人を傷つけることになる

そんなことが この春にわかった

桜の花が 舞う季節に

花吹雪の中で静かに私は涙する



誰にも

何も言わずに

一人で涙する


そして

私の心の傷は また いっそう深くなる


誰にも

知られず


一人で 傷を手当てしている