月と金



この次お会いする時は。。。


「まあ。月さんお久しぶりですね。」

「やあ。金さんご無沙汰をしてます。」

「月さん、おかわりなかったですか?」

「だいぶ様変わりしましたよ。」

「金さんのほうはいかがですか?」

「それが、まあ土星さんも火星さんもスター並みにお忙しくて。」

「そうなんですか?」

「しょっちゅうカメラで撮られてモデルさんみたいですよ。」

「いやいや 金さんだって 『ビーナ~ス♪』って言われてるみたいじゃないですか?」

「とんでもない・・それは月さんが輝くからですから。。。」

「そういえば 最近は地球さんもニギヤカでねぇ。。」

「それはまた どうして?」

「なにやら オゾン層がどうとか はてまたエコがどうとか・・」

「はあ・・」

「地球の周りをクルクル小さな小動物が回りますし」

「まあ・・それは時代が変わりますね。」

「そうなんですね。。」

「私たちもこうして出会えるのも 時々ですしねぇ」

「そうなんですね・・もう少しちょくちょく会えたらいいのにと思いますね」

「本当ですね。」

「あ・・そろそろ 西のお迎えが来たみたいですよ」

「そろそろ 帰り支度しますか」

「はい」

「今度お目にかかれるのは いつでしょうね」

「詳しい人に尋ねたら この次は24年後だそうですよ」

「それはまた 随分先になりますね」

「ほんとうに・・」

「この次お会いする時はきっと もっともっと」

「そうですね。おたがいに」

「変わった会話が出来ることでしょうね」

「この次お目にかかる日まで」

「はい。。どうぞ おたがいに」

「変わらずにお目にかかりましょう」

「どうぞ お変わりなく過ごされてください」

「それでは。。これにて・・」

「はい 失礼します」

「はい。。ごめんくださいませ。」




にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村